【歴史文化講演会・討論】松平家14代当主・松平保久氏


◆真っすぐな気持ち貫いた

明治維新で日本が近代国家の仲間入りをしたといわれるが、そうではなかったと考える。戊辰戦争の必然性は全くなかったと思う。

会津の先達は義を貫くために命も落とすが、不義には生きないという思いを貫いた。松平容保公が京都守護職を引き受けたのも「愚直」という愚かなまでに真っすぐな気持ちからだろう。

徳川幕府はパワーバランスを取りながら日本全体のことを考えていた。それに対して薩摩藩や長州藩は自分たちがどれだけ幕府より優位に立つかを考え、権力闘争の中で天皇を利用することを考えたのではないか。