戊辰150年「会津塗板かるた」披露 あいづまちなかアートプロジェクト

会津漆器協同組合青年部が制作し、セレモニーで披露された会津塗板かるた

会津若松市内の蔵や歴史的建造物に芸術作品を展示する「あいづまちなかアートプロジェクト」が6日、開幕した。セレモニーでは会津漆器協同組合青年部が半年をかけて完成させた100枚の「会津塗板かるた」、若松一中美術部の生徒が会津木綿や会津漆器の図案「会津絵」をモチーフに彩色した公園のベンチが披露された。11月4日まで。

板かるたの制作は、戊辰150年に合わせた特別企画。板かるたは会津独自の文化で、重箱やお盆を制作した際の端材を使い、百人一首の下の句を書く。元々は武家や商家で始まったとされ、戊辰戦争で活躍した新島八重も名手だったと伝わる。

会津塗の技法を駆使して制作され、7日から野口英世青春通りの福西本店に展示される予定。稲村恵一朗会長は「会津塗の技術に目を向けてもらうきっかけになれば」と話した。

同プロジェクトは実行委の主催で、「まちを歩けばアートに出会う!」がテーマ。漆のアート作品に光を当てる「会津・漆の芸術祭」とイタリア語で絵画展を意味する「まちなかピナコテカ」の2本柱で、七日町通り、野口英世青春通りを中心に作品が展示されている。

全国の漆芸大の学生らが手作りした起き上がり小法師(こぼし)がカプセル入りで販売されている。