戊辰戦争・白河口の戦い「大勢決した」 棚倉で穂積教授が講演

白河口の戦いについて語る穂積さん

 

 

戊辰戦争の白河口の戦いを描いた小説「落城」などで知られる聖パウロ国際大の穂積忠教授(棚倉町出身)を講師に迎えた戊辰戦争150周年記念講演会が26日、棚倉町で開かれた。穂積氏は、棚倉などが舞台になった白河口の戦いの歴史的意義を語った。

「戊辰白河戦争」と題して講演した穂積氏は、白河口の戦いについて「会津や二本松の戦いに比べると話題になることは少ないが、戊辰戦争の大勢を決したと言っても過言ではない激戦が繰り広げられた」と説明。南東北の要所、白河小峰城(白河城)の戦いで、新政府軍が小雨でも使える最新の小銃を使ったのに対し、旧幕府軍は火打ち式の銃を使い、兵器の差が勝負を分けたと述べた。

白河小峰城の落城後の町民の生活についても解説。棚倉藩と新政府軍との間に親戚付き合いがあったことから「棚倉、白河の人は会津に比べ、非常に優遇されていた」と語った。歴史ファンら約180人が聴講した。

白河市の主催、同市などでつくる白河戊辰150周年記念事業実行委と棚倉町の共催、福島民友新聞社などの後援。