明治維新テーマ討論本 郡山・安積歴史塾が発行

 

発行される「東北を置き去りにした明治維新」

郡山市の安積歴史塾が開いた「激論、会津・長州・薩摩 明治維新150年に向けて」と題した公開講座の討論内容などをまとめた「東北を置き去りにした明治維新―戊辰戦争の謝罪なしに、日本の融和はない」(文芸社)が15日に発行される。

戊辰戦争の勃発から来年で150年の節目を迎えることから、9月に同市で講座を開き、戊辰戦争に象徴される明治維新について、同市の歴史作家星亮一さんと、文学博士で歴史家の安藤優一郎さんが討論した。
戊辰戦争に至った歴史的背景や「朝敵」の汚名を着せられた会津藩について2人が語った内容をまとめた。

また、幕末の漢学者で文学者の側面もあった同市生まれの安積艮斎(ごんさい)の人物像に迫った子孫の安藤智重安積国造神社宮司へのインタビューや、明治維新についての地元有識者を交えての座談会の発言内容を加えた。

出版をPRした(左から)
星さん、平川塾長、安藤宮司

星さんと安藤宮司、安積歴史塾の平川真理子塾長は、福島民友新聞社郡山総支社を訪れ、出版をPRした。星さんは「話題は和解できていない長州と会津の問題。明治維新で東北は置き去りにされたが、必ずしも薩長土肥だけで日本が近代化できたのではない」と話した。

 

全248ページで定価1500円(税別)。全国の主要書店で販売する。

問い合わせは文芸社(電話03・5369・3060)へ。