森谷岩松の功績に光 戊辰戦争で福島城下を守る、福島の赤間さんが冊子

福島市黒岩の満願寺にある森谷岩松の碑

戊辰戦争の戦火から、福島城下を守った森谷岩松を多くの人に知ってほしい―。福島市の未来企画創造学舎代表の赤間利晴さん(78)が、これまであまり知られてこなかった森谷の人物像などに光を当てた冊子「地域の先覚者 森谷岩松の人物像」を制作した。

来年は同戦争から150年の節目。赤間さんは「功績をたたえる顕彰会の設立を目指したい」と話す。

赤間さんによると、農民だった森谷岩松は官軍が福島城下に迫る中、参謀の板垣退助に直接嘆願を行い、福島城下は戦火に巻き込まれることなく、明治を迎えることができたという。

その後は自由民権運動などにも加わり、河野広中らと共に、福島民友新聞社の前身である「福島実業新聞」の役員なども務めた。

 

赤間さんが制作した冊子

同市黒岩の満願寺には森谷岩松をたたえる碑も現存。郷土歴史家の太田隆夫さんが杉妻地区史跡保存会の会誌に寄せた森谷岩松の人物像を中心に、赤間さんが集めた森谷岩松に関する文献などを一冊にまとめた。

冊子は約200部を制作。市立図書館や同市の各学習センターなどに配布を予定している。

赤間さんは今後顕彰会などを目指す考えで、賛同者も募っている。

問い合わせは赤間さん(電話024・546・3097)へ。