侍の心を「赤べこ」に サムライシティ会津に新作登場

荒井工芸所「笑美」が開発した「侍牛」

会津若松市大町で古布・民芸品を手掛ける荒井工芸所(荒井啓安社長)は16日までに、会津の特産品「赤べこ」をアレンジした「侍牛(べこ)」を開発、会社に併設する販売店「笑美(わらび)」で販売を開始した。

戊辰150年の節目に合わせた新作で、黒塗りの体と背中に金色で書かれた「義」の文字が「サムライシティ」にふさわしい―と話題を集めている。

荒井家は、戊辰戦争時に会津藩が方位をつかさどる四神の名を冠して名付けた白虎、朱雀、青龍、玄武各隊のうち玄武隊(50歳以上)に所属した下級武士の家柄。斗南藩から会津に戻り、会津漆器の「総輪師」を営む傍ら張り子を作ったという。

体の色は玄武隊を表す黒をイメージし、シックに仕上げた。「義」の文字は戊辰150年のキャッチフレーズ「『義』の想い。つなげ未来へ。」から取り、会津藩が最後まで貫き通した義の思いを表現している。

パッケージには中世から幕末までの歴代藩主の家紋も掲載した。荒井美枝子常務は「玄武隊の子孫の家柄として、節目の盛り上げに参加できれば」と話している。1体1620円(税込み)。