「山入の戦いなくして語れぬ」 大玉で講演会、戊辰の歴史学ぶ

戊辰戦争にまつわる大玉村の歴史を学ぶ講演会「ふるさとの慶応4年~戊辰戦争から150年」は19日、同村で開かれ、村民ら約80人が同村の旧玉井村山入地区で起こった山入(やまいり)の戦いの歴史的役割を学んだ。村教委の主催。

山入の戦いは1868(慶応4)年8月20日、会津に向けて進軍する西軍と母成峠から出撃していた東軍の間で起こった。東軍が会津防衛の最前線基地として布陣した戦いは、西軍の会津攻撃の本格的な始まりといわれる。

講演では、大玉村歴史文化クラブの渡辺敬太郎会長が「玉井村山入の戦いについて」と題し、西軍の進軍路や東軍の戦死者を埋葬している村指定史跡の「戦死三十一人墓」などを紹介=写真。「山入の戦いなくして、母成峠、そして会津の戦いは語れない」と話した。

県文化振興財団歴史資料課の山田英明専門学芸員は「中通りの戊辰戦争と村人たち」と題して講演。パネルディスカッションも行われ、聴講者が古里の歴史に理解を深めていた。

講演会に先立ち、戦死三十一人墓など村に残る山入の戦いのゆかりの地を巡るイベントが開かれた。