会津松平家14代当主・保久さん只見初訪問 長岡藩ゆかりの地巡る

河井継之助の墓を見つめる松平さん(右)ら

会津松平家第14代当主の松平保久(もりひさ)さん(64)が28日、戊辰150年の節目に合わせ、初めて只見町を訪れた。会津藩を頼って逃げ延びてきた長岡藩(新潟県)のゆかりの地を巡り、誠意を持って対応した会津藩士や温かく迎え入れた只見の人々をしのんだ。

只見には1868(慶応4)年、西軍に城を奪われた長岡藩士と家族が山道を越えて逃げてきており、只見の人々は負傷した長岡藩家老・河井継之助らを手厚く介護するなどした。会津藩は、代官の丹羽族(やから)を中心に対応に当たったが、食糧の調達に難航、万策尽きた丹羽は自刃した。その死を知った只見の人々は心を痛め、備蓄米を持ち出し長岡藩士らを救ったとされる。

訪問には、会津松平家奉賛会の林健幸会長、秩父宮妃勢津子殿下顕彰委員会の宮森泰弘委員長が同行。河井継之助記念館や河井の墓、丹羽が命を絶った旧只見代官所などを訪れた。松平さんは「長岡藩士らを受け入れた只見の人々に、会津人としての懐の深さ、温かさを感じる」と話した。