戦死の岩国藩士を供養 山口の関係者ら富岡・龍台寺で墓参

岩国藩精義隊の冥福を祈る吉川さん(右)

戊辰戦争で戦死した岩国藩士7人が眠る「岩国藩精義隊の墓」がある富岡町小浜の龍台寺に28日、山口県岩国市の関係者が供養に訪れた。この日が藩士の命日に当たり、当主として初めて訪れた岩国藩主吉川家第32代の吉川重幹さん(62)が、若くして犠牲となった藩士の冥福を祈った。

藩士7人は富岡町が舞台となった新田原の戦いで戦死し、同寺や地元住民が墓地の清掃をするなど供養を続けてきたという。

吉川家を顕彰する岩国吉川会などから34人が訪れ、墓の前で手を合わせた。吉川さんは「19~22歳の若い命だった。敵だった藩士を富岡の皆さんに守ってきていただいた。その感謝は大きい」と語った。岩国西ロータリークラブ(RC)に所属している同会団長の西村栄時さん(77)は「供養をきっかけとした富岡RCとの交流の経緯がある。震災からの復興の姿も見ることができた」と話した。