「最後の会津武士」慰霊 会津若松で町野主水家顕彰会

町野主水家御廟を墓参する佐藤会長ら

旧会津藩士で、「最後の会津武士」とも呼ばれた町野主水(もんど)ら町野家の顕彰活動に取り組む町野主水家顕彰会(佐藤隆夫会長)は9日、会津若松市の融通(ゆづう)寺で慰霊祭を開いた。

顕彰会は、主水の命日に当たる6月9日前後に毎年慰霊祭を営んでいる。戊辰150年の節目に当たる慰霊祭には会員ら約30人のほか、主水のひ孫に当たる町野英明さん(74)=東京都=が参列した。読経などの後、佐藤会長が「幾多の困難を勇気と知恵で切り抜けた町野家を心の支えに、毎日を強く生き抜きたい」との祭文を読み上げ、町野さんがお礼の言葉を述べた。

終了後、同寺境内にある町野主水家御廟への墓参と献花を行った。

主水は、会津藩主松平容保(かたもり)が京都守護職となったため、京都に向かい、戊辰戦争では各地を転戦。戊辰戦争後は会津藩士の弔いにも尽力した。弟久吉は白虎隊士の年齢にもかかわらず朱雀隊に入り、三国峠で戦死した。次男武馬は陸軍に入り、衆院議員などを務めた。