薩摩や長州など西軍志士の鎮魂願う 白河・長寿院で供養祭

長州藩士ら西軍の墓前で手を合わせる参列者

薩摩や長州、大垣藩など西軍の志士たちが眠る白河市の長寿院で10日、戊辰戦役150周年西軍殉国六藩戦没者墓前慰霊供養祭が執り行われた。

同寺は白河藩主の松平家を供養する寺だが、白河口の戦いでは遺体が散乱、「仏に敵も味方もない」と当時の住職が長州藩士らの埋葬を引き受けたという。戊辰戦争以降、歴代住職が土佐藩など西軍6藩計116人の慰霊を続けている。

供養祭では、島村宗忍住職らがお経を読み上げ、長寿院護持会をはじめ、慰霊に駆け付けた薩摩、大垣、館林各藩士の子孫らが、戦いで散った先人たちに手を合わせた。音楽祭も開催され、鎮魂を願う琵琶と二胡(にこ)の艶やかな音色が本堂に響いた。