会津の「義」を歌に 若松出身・石原信一さん作詞「もののふの花」完成

室井市長に「もののふの花」の完成を報告する石原さん(中央)

森昌子さんの「越冬つばめ」や太川陽介さんの「Lui―Lui」、ビューティペアの「かけめぐる青春」などで知られる会津若松市出身の作詞家石原信一さん(69)=東京都=が作詞した「もののふの花」が7月11日、日本コロムビアから発売される。石原さんが戊辰150年の節目に際し、会津武士が大切に受け継いできた「義」の思いを歌手・松川未樹さんに託した曲だ。

石原さんは会津大使、会津若松市観光大使も務める。市制100周年を記念し、市イメージソング「AIZUその名の情熱」(歌・南こうせつ)も作詞した。

今回は松川さんの曲の作詞を依頼され、石原さんが「武士の最後の戦いだった」と考える戊辰戦争をテーマにしようと提案した。

もののふの花の詩には、娘子隊として戊辰戦争を戦った中野竹子のなぎなたに結び付けられていた「もののふの 猛き心にくらぶれば 数にも入らぬ 我が身ながらも」の句が表現されている。石原さんは、「どんな困難にも立ち向かう姿を詩にした。それは東日本大震災からの復興を目指す姿にも重なる」と話す。作曲は恩師でもある作曲家・演歌歌手の岡千秋さん。

石原さんは15日、市役所に室井照平市長を表敬訪問し、「曲を聴いたり、カラオケで歌う際には会津の武士道精神を思い浮かべてほしい」と思いを語った。会津での活動をサポートする木村悦子フリープランニング社長らが一緒に訪れた。

【もののふの花】
作詞・石原信一
作曲・岡千秋
編曲・伊戸のりお
歌 ・松川未樹

春まだ浅い 磐梯に
気高く開け 石割桜
時代がいくつ 変わっても
弱い女と 言われても
ああ 武士(もののふ)の 武士の
心をまとい 岩に咲く

武骨な父は 語らずに
静かな母が 会津の姿
けなげに生きる 人の道
娘ながらも 受け継いで
ああ 武士の 武士の
心を結ぶ 紅の帯

「明日(あした)」と書いた その文字を
「希望」と読めと 無言の教え
昔を偲ぶ 城跡に
夢に黒髪 なびかせて
ああ武士の 武士の
心を抱いて 風に立つ