会津人の功績に光 特別ドキュメンタリー、駐日オランダ大使館で試写会

特別映像の試写会であいさつする松平さん(右)

戊辰150年の歴史を紹介し、会津人の功績と思いに光を当てようと、会津若松市戊辰150周年記念事業実行委員会と同市が制作した特別ドキュメンタリー映像作品「AIZU―目覚めよ義の心」が完成した。特別協力した東京都内の駐日オランダ大使館で18日、試写会が開かれた。

幕末が外交と内政の動乱で揺れる中、オランダや英国、米国、フランスの視点から会津の歴史を見つめ直すことで、未来へのメッセージを受け止めてもらうことに主眼を置いた。作品は「大義」「道義」「信義」「忠義」の4編で構成。同市出身の歌手山猿さんが新曲「ありがとう」を提供した。

「大義」編では会津松平家14代当主松平保久さんがオランダ大使館関係者と対談、鶴ケ城などを案内しながら幕末に思いをはせる。作中で松平氏は「義のためなら死をもいとわないのが会津人の精神」と語った。

試写会には地元や撮影の関係者が出席。ケース・ルールス主席公使と斎藤勝副市長はあいさつで、作品を契機に未来志向で友好関係を発展させる意向を示した。

松平さんは「海外の目線で幕末の会津を見つめるのはユニークな構図。大きな節目に素晴らしい作品が完成した」と述べた。

観賞した会津会会長でNHK解説主幹の柳沢秀夫さんは「会津の歴史を思い返す中、幕末の一つ一つの出来事をさまざまな思いで見ることができる映像」と評した。

「大義」編は5月26日にBS朝日、「道義」編は同27日にBS日テレ、「信義」編は6月2日にBSフジ、「忠義」編は同3日にBSTBSでそれぞれ放送される。放送後は4編ともインターネットに公開される。