「義の心を継承」誓い新た 会津弔霊義会、春季祭典で殉難者慰霊

祭文を読み上げる芳賀理事長=阿弥陀寺

会津弔霊義会(芳賀公平理事長)は23日、会津若松市の阿弥陀寺と長命寺で戊辰戦争の殉難者を慰霊する春季祭典を行った。戊辰150年の節目に当たり、参列者は「会津武士の義の心を継承する」と誓いを新たにした。

同会は先人の思いを引き継ぎ、殉難者の魂をまつるため1913(大正2)年9月に発足。17年に法人化し、毎年秋に両寺と飯盛山の白虎隊墳墓で祭典を行っている。

阿弥陀寺には約1300体が眠る東軍墓地があり、本堂での祭典には約130人が参列した。各顕彰団体や歴史研究団体も参列し、同会初代会長で「最後の会津武士」と呼ばれた会津藩士・町野主水(もんど)のひ孫に当たる町野英明さん(74)=東京都=も出席した。

献茶・献菓や読経に続き、芳賀理事長が「戊辰戦争で会津藩は塗炭の苦しみを強いられ、朝敵賊軍の汚名を着せられた。風化、埋没させることなく後世に伝える責務がある」とする祭文を読み上げた。焼香や吟奉納で祈りをささげた。

戦死者145人が眠る長命寺の祭典には約50人が参列した。