瓜生岩子の遺徳しのぶ 都内で讃える会法要

瓜生岩子の遺徳をしのんだ法要=東京・浅草寺

喜多方市出身の社会慈善家、瓜生岩子(1829~97年)を弔う法要が29日、東京・浅草の浅草寺境内にある瓜生岩子像前で営まれた。戊辰150年の節目に合わせ、出席者が「日本のナイチンゲール」と呼ばれる岩子の遺徳をしのんだ。

都内で顕彰活動に取り組む「瓜生岩子を讃(たた)える会」会長の福島一雄さん(87)が中心となり、命日の19日前後に法要を行っている。同会や東京県人会の関係者らが参列、岩子像に向かって手を合わせた。福島さんは「戊辰150年を機に岩子の功績を改めて見直し、地元をはじめ多くの人たちに知ってほしい」と願う。「昨年の没後120年に続き、来年は生誕190年を迎える。今後の活動を考えたい」と展望を語った。

岩子は幕末から明治期にかけて活動。戊辰戦争では敵味方の区別なく、傷病者の手当てに力を注いだ。

境内の銅像は、岩子の活動に影響された後藤新平(須賀川市ゆかり)ら当時の政治家や実業家が1901(明治34)年に建立した。