「正装」で会合出席を 若松呉服商組、市に黒紋付き羽織 

黒紋付き羽織を寄贈した笹内組合長(中央)ら

戊辰150年に合わせ、会津若松呉服商組合(笹内紘司組合長)は2日、会津若松市に黒紋付き羽織1着を寄贈した。同市が会津武士の精神が今も息づく「サムライシティ」を旗印にしていることもあり、各種会合などに「日本男子の正装」で出席してもらおうという趣旨。代表して室井照平市長が受け取った。

同組合によると、紋付きには「石持(こくもち)」の別名があり、古くから将軍から禄(ろく)を賜った武家にのみ着用が許された、高い格式を表す正装。組合は、戊辰戦争で貫いた「義」の思いを発信し、日本の文化を広く普及させる役割を担ってもらおうと寄贈を決めた。

羽織の素材は五泉羽二重で、裏地には富士山などの図柄があしらわれている。羽織の紋は、市の花でもあるタチアオイ。戊辰100年祭の記念行事の一環で市民から公募し、市の花に選定された経緯がある。

笹内組合長と菊地哲雄副組合長が市役所を訪れ、室井市長に手渡した。笹内組合長らは「城下町の雰囲気にマッチし、インバウンド(訪日外国人旅行)で訪れた外国人観光客へのアピールにもなる。サムライ文化を発信してほしい」と着用を要請した。