「戊辰戦争」解説 会津美里で歴史講演会、会津若松では歴史文化講座

会津美里町における戊辰戦争について解説する笹川会長

◆美里での戊辰戦争解説

会津美里町は13日、戊辰150年にちなんだ歴史講演会を同町で開き、参加者約300人が町内での戊辰戦争の戦況に理解を深めた。

講師の笹川寿夫同町文化財保護審議会長は、同町が若松城下からの避難民の受け皿や食糧の補給地になったと説明。下野街道沿いにある同町の関山地区では会津藩と新政府軍との激しい戦闘が繰り広げられ「敵の侵入を防ぐために集落が焼かれるなど悲惨な状況だった」と述べた。

最後に「戦争は会津人の全てを巻き込んだ。武士だけでなく、村民も巻き込まれていたことを忘れないでほしい」と語った。

鳥羽・伏見の戦いの経緯について解説する遠藤講師

◆会津藩士・山川浩に思い

会津若松市歴史資料センター「まなべこ」は13日、戊辰150年にちなんだ歴史文化講座「鳥羽伏見の戦いと山川浩」を同所で開き、来場者が鳥羽・伏見の戦いに敗れ、紀州(現在の和歌山県)に逃れた会津藩士山川浩に思いをはせた。

来場者約100人を前に、山川家を専門に研究する遠藤由紀子昭和女子大講師が鳥羽・伏見の戦いの経緯などを解説した。

山川は紀州に逃れた後、熱病にかかり、中屋旅館で闘病生活を送った。助けてもらった礼として会津漆器を経営する中野家に贈っており、遠藤さんは「礼状だけでなく、故郷会津の品を贈ったところに浩の思いを感じ取れる」と語った。