家老らの遺徳しのぶ 会津若松で「先賢顕彰・供養会」

祭文を読み上げる五十嵐会長

代々家老職を務め、会津松平家を支えた田中家と、萱野権兵衛、郡長正親子の遺徳をしのぶ先賢顕彰・供養会が18日、会津若松市の天寧寺で行われた。

会津士魂会が毎年開いている。五十嵐光雄会長が「戊辰150年の節目。改めて会津の武士道精神を学び、よりよい社会のために努力を重ねる」と祭文を読み上げた。権兵衛の三男の孫に当たる郡荘一郎さん(86)=東京都=もあいさつ、剣舞や会津吟詠会の詩吟、詩舞の奉納も行われた。

田中家は初代藩主保科正之に随行して会津に入り、藩政改革を進めた田中玄宰(はるなか)や戊辰戦争時に自刃した田中土佐らが知られる。萱野権兵衛は幕末の家老で、戊辰戦争の責任を取り、切腹した。その次男で少年だった郡長正は、明治初期に現在の福岡県で武士の面目を守ろうと自刃し、会津の武士道精神を伝えた。

同寺には田中家、萱野と郡長正親子の墓がある。