歴史の「なぜ」考える 会津若松で柳沢秀夫さん講演

講演する柳沢さん

会津出身の東京在住者らでつくる「会津会」の会長でNHK解説主幹の柳沢秀夫さん(64)=会津若松市出身=は28日、同市の会津若松ワシントンホテルで講演し、「『なぜ?』を考えると物事の本質や道筋が見えてくる。戊辰150年の節目に、改めて歴史のなぜを考えることは大事だ」と語った。

柳沢さんは、記者人生で特に大切に考えてきたという「なぜ?」に触れ、「戊辰戦争時の会津藩主松平容保(かたもり)が尊王攘夷(じょうい)派の矢面に立たされると分かっていて、なぜ京都守護職を引き受けたか、坂本龍馬がなぜ暗殺されたか、西軍がなぜ、恭順の意を示している会津藩征討を果たそうとしたか。歴史には結果に至るまでの背景があり、『なぜ』を考えることで今に生かすことができる」と述べた。

柳沢さんは米朝首脳会談を巡る動きや、本紙「維新再考」の企画で訪れた白河市などにも触れ、「知っているつもりで知らないことも多い。なぜを考えることで見えてくるものもある」と語った。