奥会津の歴史に思い 戊辰足跡たどるツアー、西軍宿舎など見学

龍福寺本堂の板戸に残された落書きを見つめる参加者ら

戊辰150年を記念した「いざ、出陣!!戊辰の足跡をたどるバスツアー」は4日、南会津町などで行われ、参加者が戦いに翻弄(ほんろう)された奥会津の歴史に思いをはせた。会津トラベルサービス(会津若松市)の主催。福島民友新聞社の共催。

歴史ファンら20人が参加。一行はまず、西軍の宿舎となった龍福寺(同町)を訪れ、西軍の兵士が逆さまに記した板戸の落書きを見学。堂内の板戸を外して、逆さに立て掛けていたため、上下が反対になったともいい、参加者が文字を指でなぞって熱心に見つめた。

同町の奥会津博物館では、下野国(現栃木県)との国境にあった休憩所「山王茶屋」を訪問。茶屋は戦いで焼き払われたが、翌年ほぼ同じ間取りで再建され、後に現在地に移築されたという。

このほか、只見町にある旧関所「叶津番所」、只見で没した長岡藩家老・河井継之助の生涯を伝える「河井継之助記念館」を訪問。夫婦で参加した男性(67)=田村市=は「これまであまり意識してこなかった奥会津での戊辰戦争について、改めて知ることができた」と話した。