「飯盛山イタリー碑」伊大使の祝辞発見 武士道精神共感、90年前に建碑式

見つかった伊太利大使の祝辞。1928年に飯盛山で行われた建碑式のものとみられる

白虎隊の武士道精神に共感したイタリア・ローマ市が白虎隊自刃の地である飯盛山(会津若松市)に顕彰碑「飯盛山イタリー碑」を贈った際のイタリア大使の祝辞が16日までに、同市で見つかった。日本語に訳した文章で、1928(昭和3)年の建碑式で読まれたと考えられるという。

白虎隊自刃の地・飯盛山に建立されている飯盛山イタリー碑

祝辞は、同市神指町の渡部惇子さん(79)が実家の本箱を整理していて発見した。和紙に筆で書かれており、本の間にはさんであったという。同市大町の田中稲荷神社の宮司を務めた祖父・二瓶広五郎さん(故人)のものとみられる。

渡部さんによると、広五郎さんは会津松平氏と親しい関係にあり、飯盛山での催事も担っていたことから入手した可能性があるという。冒頭には「伊太利大使祝辞(譯文)」とあり、「飯盛山白虎墓前建碑式上ニテ」の文字が書かれている。「羅馬(ローマ)市」「伊太利国首相」「山川男爵」などの文字も示されている。

祝辞は建碑式に出席した同国駐日大使のポンペオ・アロイージ氏の祝辞とみられるが、日本語に訳されたり、広五郎さんに渡ったりした経緯は不明だという。渡部さんは「ローマから石を運んだと聞く。白虎隊の精神は改めて素晴らしいと思う」と話している。