長岡藩士の霊慰める 戊辰150年、会津若松で「殉節弔霊祭」

祭文を読み上げ、藩士らをしのぶ小沼会長

戊辰戦争で会津に転戦し、命を落とした長岡藩(新潟県)の藩士らの霊を慰める「長岡藩士殉節弔霊祭」は9日、会津若松市の本光寺で営まれた。参列者は戊辰150年の節目に、義を貫いた藩士らに思いを寄せた。

同寺がある飯寺村(現・会津若松市門田)では、同藩家老の山本帯刀が奮戦し、44人が討ち死にしたり、斬首された。地域住民らは長岡藩士殉節顕彰会をつくり、慰霊を続けている。

旧長岡藩主家の当主牧野忠昌さんや藩士の子孫、住民ら約150人が参列した。同会の小沼慶八会長が「節を曲げることなく、義に生きたあなた方の行為は、後世に輝いている」と祭文を読み上げた。読経に続き、室井照平会津若松市長、水沢千秋長岡市副市長が追悼の言葉を述べた。

牧野さんは「これまで慰霊が続けられていることに感謝したい。会津の人々が絆と義を重んじることを感じている」と話した。

参列者は近くにある長岡藩士殉節之碑も参拝した。同会によると、長岡市の小学生らが毎年訪れ、手を合わせているという。