記者目線で戊辰再考 日本記者クラブ、白河や会津若松を巡る

参加者に戊辰戦争への思いを語る宗像館長(右)=会津若松市・會津藩校日新館

日本記者クラブの戊辰戦争150年会津若松・白河プレスツアーは14日、会津若松、白河両市で始まった。ツアーにはジャーナリストやマスコミ関係者ら17人が参加。戊辰戦争ゆかりの地を視察し、記者目線で同戦争について再考している。15日まで。

同クラブは東日本大震災以降、被災地を巡るプレスツアーを実施し、復興状況を確認してきた。今回は戊辰150年の節目に、戊辰戦争をテーマにしたツアーを初めて実施した。

参加者は最初に白河市を訪れ、小峰城跡や新選組が滞在したとされる旧脇本陣柳屋旅館、記念碑「白河口戊辰之碑」を視察。その後、会津若松市に移動し、會津藩校日新館を訪れた。同館では昨年11月に山口県萩市で「戊辰150年の会津人の思い」と題して講演した宗像精(ただし)館長(85)の講話を聞いた。

宗像館長は「会津藩は賊軍や朝敵ではない。会津は悲しみにくれている」と思いを語った上で、会津藩の愚直さに触れ「会津と長州が仲直りすれば、史実を消してしまうことになる。史実を後世に残した方が同じ日本人として結び付きはさらに深くなる」と指摘した。一行は会津若松市役所で室井照平市長と懇談し、室井市長から戊辰150年記念事業や観光の現状などについて説明を受けた。

15日は同市内の飯盛山や白虎隊記念館、末廣酒造などを訪れる。