郡山宿焼失150年 地方史研究家・七海さん「忘れてはならない日」

戊辰戦争で郡山宿の多くが焼失した出来事から16日で150年の節目を迎える。郡山市田村町の地方史研究家・七海晧奘(こうそう)さん(76)は「忘れてはならない日」と思いを語る。

七海さんは、2008(平成20)年に「隠された郡山の戊辰戦争―今泉久三郎日記より」を出版して、北東文芸奨励賞を受賞した。

今泉は、当時「検断」と呼ばれた経済管理・裁判権を持った名主で、後に初代郡山町長となった。日記には、1868(慶応4)年8月7日に新政府軍と会津藩の戦禍の中で宿場町だった郡山宿に火が放たれ「町の8割、710戸が焼失。死傷者・離散者は600人にも達した」と記している。旧暦の8月7日は今年、9月16日に当たる。

七海さんは「郡山は商人の町で大変な犠牲を払ったが、歴史に残らなかった。復興の歴史を知る上で市民に分かってもらいたい」と話した。