佐川官兵衛通じ交流 戊辰150年の節目、熊本顕彰会が会津訪問

会津への感謝を述べる熊本顕彰会の興梠会長(右から2人目)

幕末の会津藩士で、西南戦争の際に熊本県で討ち死にした佐川官兵衛を顕彰している熊本佐川官兵衛顕彰会の興梠二雄(こおろぎつぐお)会長ら10人が21日、会津を訪れた。一昨年の熊本地震で熊本の顕彰碑が壊れた際、会津佐川官兵衛顕彰会などの協力で新たな胸像が建立された経緯があり、戊辰150年の節目とお礼の意味を込めた。

鶴ケ城三の丸跡地には、官兵衛が戦死した地から寄贈された石で2001(平成13)年に建立された顕彰碑がある。熊本県南阿蘇村にも顕彰碑や供養碑があったが、地震で多くが壊れ、約350万円をかけて新たな胸像を建立した。

会津若松市で開かれた歓迎会には、会津顕彰会の会員ら約25人も参加。室井照平市長が「毎年碑前祭を開いていただいていることに感謝したい」と歓迎、会津顕彰会の会長を務める菅家一郎衆院議員もあいさつした。

熊本顕彰会の興梠会長は「官兵衛は部下の規律を徹底し、住民からも慕われた。最後まで会津武士道を貫いた官兵衛を縁に末永く絆をつないでいきましょう」と謝辞を述べた。熊本顕彰会顧問で歴史作家の中村彰彦さんも熊本と会津の縁を紹介した。新井田万寿子市子ども会育成会連絡協議会長が熊本顕彰会の会員に記念品を贈った。