激動期の先人を思う 白虎隊士しのび剣舞、墓前秋季祭典

白虎隊士の墓前で剣舞を奉納する会津高剣舞委員会の生徒=飯盛山

150年前の戊辰戦争で旧幕府軍(東軍)の主力を担った会津藩があった会津若松市で24日、戊辰戦争に関連するさまざまな行事が行われた。節目の年とあって各会場には例年以上に多くの人が参加し、激動の時代を生きた先人に思いを寄せた。

戊辰戦争の会津藩戦死者の慰霊や藩士の顕彰を続ける会津弔霊義会(芳賀公平理事長)は飯盛山で白虎隊士墓前秋季祭典を行い、戊辰戦争で若い命を散らした白虎隊士をしのんだ。

150年の節目に隊士の遺族など大勢が参列した。祝詞奏上に続き、芳賀理事長が「悲惨な戦争を余儀なくされ、中でも心を痛めるのは白虎隊など少年たちの死だ。会津武士の生きざまでもある『義』の心を忘れることなく後世に伝えていきたい」と祭文を読み上げた。

参列者が次々に玉串をささげ、会津吟詠会の吟奉納も行われた。

剣舞奉納では、隊士と同年代の会津高剣舞委員会が勇壮な剣舞を披露。飯盛山に墓がある隊士と同じ19人の男子生徒と吟者の伊藤研晶(けんしょう)さん(2年)が隊士の心と姿をしのばせ、伊藤さんは「自刃の際の状況や心情を想像しながら一文字一文字をかみしめた」と語った。