異郷の地に眠る会津藩士しのぶ 新潟を訪問、史談会が墓参

会津墓地で手を合わせる会津史談会の会員ら

会津の郷土史研究などに取り組む「会津史談会」(成田勝義会長)は11、12の両日、戊辰150年に合わせて新潟県上越市などを訪れた。同市では戊辰戦争で降伏後に高田藩預かりとなり、異郷の地で死亡した会津藩士らが眠る「会津墓地」を墓参した。

高田藩は1869(明治2)年正月から会津藩士1744人を預かった。会津藩士は翌年4月まで預けられ、会津墓地には病気などで死亡した約70人が眠る。墓は会津の方角を向けて建てられているという。

今回の訪問には会津藩士の子孫を含む会員ら26人が参加した。旧高田藩和親会(岩田武理事長)の案内で訪れた会津墓地では、会員らが献花し、焼香した。同会副会長の井上昌威(よしたけ)さん(83)が「高田の人々の温情に驚いたと伝わる。今後も友好関係を続けていきたい」との追悼文を読み上げた。

このほか会員らは長岡藩の家老・河井継之助と新政府軍監が会談した小千谷市の慈眼寺や激戦地・朝日山古戦場近くにある会津藩士の墓を訪れた。降伏後の会津藩士が収容された高田寺町の寺院なども訪れた。